クラウドワークスで収益アップ!ロゴコンペの採用率を上げる方法:Adobe Express編

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副収入や在宅での働き方として、デザインのスキルを活かしてみたいと思っている方々にとって、クラウドワークスは非常に有効なプラットフォームです。

クラウドワークスのポータルサイト
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特にデザイナーとしての経験が浅い主婦の方や週末起業を目指す初心者の方にとって、ロゴコンペは手軽に始められる魅力的な案件です。しかし、コンペに参加するだけでなく、採用率を上げるためには、少し工夫が必要です。

この記事では、Adobe Expressを活用してクラウドワークスのロゴコンペで採用率を上げる方法をご紹介します。

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1. クラウドワークスのロゴコンペとは?

クラウドワークスのコンペは、デザイナー初心者にとって魅力的な仕組み

コンペは、クライアントとの直接の交渉がほとんど不要だからです。クライアントが提示した条件に基づいて作品を制作し、指定期日までに提出するだけで済みます。
このように交渉作業が最小限に抑えられているため、デザイン力に専念できるのが大きなメリットです。
無料で参加可能なコンペが多数あり、採用されれば報酬が支払われます。
確かに採用されないリスクもありますが、実践を重ねてスキルアップできる良い機会になります。
交渉の煩わしさがなく、純粋にデザインに打ち込める環境が、初心者デザイナーには最適なのです。

クラウドワークスでは、企業や個人がデザインを依頼するロゴコンペ形式の案件が数多くあります。

クラウドワークスのコンペ案件
ロゴのコンペ案件

コンペで採用されるためには、ただ美しいデザインを提出するだけでは不十分です。クライアントがそのロゴをどのように使用するのかを具体的にイメージできるようにすることが重要です。そのためには、モックアップを活用することが非常に効果的です。


2. 採用率を上げるためのモックアップの活用

採用されるロゴデザインの多くは、ただ単にロゴそのものを提案するだけでなく、ロゴが実際にどのように使われるかを具体的に示すモックアップを提供しています。モックアップとは、デザインが実際に印刷されたり、表示されたりする状況をシミュレートしたもので、クライアントにデザインの最終的な姿を視覚的に伝えることができます。

例えば、名刺、封筒、ウェブサイトのヘッダー、看板、ノベルティなど、クライアントの使用目的に応じてモックアップを作成し、提案することができます。これにより、クライアントはロゴがどのように使用されるかを具体的にイメージでき、採用率が大幅に向上します。

クラウドワークス、モックアップ
ロゴ単体よりもモックアップでの提案が採用率が高まる傾向にあります

モックアップとは?

製品上にロゴがどのように表示されるかを視覚化するためのツールです。これはロゴが製品の素材、形状、サイズにどのように影響するかを確認し、デザインの調整を行うための重要なステップです。たとえば、パッケージ、アパレル、電子機器などに適用されるロゴが、どのように見えるのかを確認することができます。これにより、ロゴのカラーや配置、サイズ感を評価し、実際の製品に最適なデザインを決定する手助けをします。


3. Adobe Expressでのロゴ作成方法

Adobe Expressは、初心者でも簡単にプロフェッショナルなデザインが作成できるツールです。特に、Adobe Illustratorなどの高度なツールを使いこなす自信がない場合でも、直感的な操作で美しいロゴを作成することができます。

ステップ1: ロゴデザインを作成する

Adobe Expressで

Adobe Expressを開き、テンプレートやカスタムデザインからロゴを作成します。
カラーパレット、フォント、シェイプなど、必要な要素を追加して、オリジナルのロゴを完成させましょう。
※サイズは小さすぎるとファイル変換する際に劣化が目立つので、チラシサイズで作ることをおすすめします。

ステップ2: ロゴをPNG形式でダウンロードする

Adobe Expressのカップの素材とフォントでカフェのロゴを作りました。
作成したロゴは、PNG形式でダウンロードできます

ロゴは、ここでは、ブラック一色で作ってください。カラーで作っていても、次のステップ3でファイル形式を変換するときにブラック一色になります。
カラーはSVGファイル上で色付けします。
作成したロゴは、PNG形式でダウンロードできます。後でモックアップに組み込む際に柔軟に配置できます。

ステップ3: Adobe ExpressでPNGを一旦「SVG」形式に変換

Adobe Illustratorを使わずに「AIファイル」にするには、Adobe Illustratorと同種のベクター形式のファイル「SVG」にする必要があります。
Adobe Expressの機能で簡単にPNGをSVGに変換できます。

Adobe ExpressでPNGを一旦「SVG」形式に変換-1
クイックアクション内の「SVGに変換」をクリック
Adobe ExpressでPNGを一旦「SVG」形式に変換-2
ダウンロードしたロゴデータ(PNG)をドラッグ&ドロップ

SVGファイルとAIファイル

SVGファイルとは?

SVG(Scalable Vector Graphics)は、ウェブで使用されるベクター画像フォーマットです。

  1. ベクターデータ: ピクセルではなく、点や線、曲線などの数式によって画像を描画するため、拡大や縮小しても画質が劣化しません。
  2. XMLベース: テキスト形式で記録されており、人間が読んだり編集したりできる点があります。また、検索エンジンが読み取ったり、ファイルサイズが小さく管理もしやすいです。
  3. ウェブ利用に最適: ブラウザが直接表示できるため、ウェブページでのアイコンやロゴなどに広く利用されています。
AIファイルとは?

AI(Adobe Illustrator)ファイルは、Adobe Illustratorソフトウェアによって作成されるベクター画像のファイルフォーマットです。

  1. ベクターグラフィック: AIファイルもベクターデータを利用しており、拡大や縮小に強いです。
  2. 複雑なデザイン: イラストやロゴ、ポスターなどの複雑なデザインを作成・編集するための多機能なツールと共に使われます。
  3. プロプライエタリ形式: Adobeの専用形式なので、Illustrator以外で直接編集するのは制限があります。ただし、Illustratorがなくても、一部のアプリケーションや、ビューアを使ってファイルを開いたり、確認したりすることができます。
SVGファイルとAIファイルの関係性
  1. 変換と互換性: Illustratorでは、AIファイルをSVG形式に保存(エクスポート)することができます。SVG形式にすることで、デザインをウェブで使える形にします。
  2. 用途の違い: AIファイルはデザイン作業中の編集用として最適です。一方、SVGファイルは完成したアートワークをウェブ上または他のアプリケーションで使用するために使われます。
  3. 編集能力: SVGはオープンフォーマットですので、テキストエディタで直接編集することもできますが、デザインの詳細な編集には向いていません。それに対して、AIファイルはIllustratorでの編集変更に最適化されています。

ステップ4: SVGファイルを補正する

変換したSVGファイルを、SVGエディターEdit SVGというオンラインツールを使って補正します。このツールでは、細かい部分の補正や、必要に応じてパスやシェイプの編集が可能です。
非常にわかりやすいシンプルなUIなので、ぜひ使ってみてください。

カラーを変更したいときは、これを利用してください。

4. Artboard Mockupsを使ったモックアップ作成

Adobe Expressで作成したロゴをさらに効果的に提案するために、Artboard Mockupsというモックアップ作成ツールを活用しましょう。
このツールを使えば、クライアントがロゴの最終的な使用方法をよりリアルにイメージできるようになります。

ステップ1: アドオン「Artboard Mockups」をインストール

Adobe Expressのツールバーの中の「アドオン」をクリックします。Artboard Mockupsを検索してください。
このツールは無料でも基本的なモックアップ作成が可能です。

Artboard Mockups

ステップ2: ロゴのモックアップを作成する

Artboard Studioには、名刺、封筒、ウェブサイトのバナー、看板、ノベルティなど、さまざまな用途に応じたモックアップテンプレートが用意されています。これらのテンプレートを使用して、ロゴをさまざまな場面でどのように見えるかをシミュレートします。

モックアップ例

ステップ3: モックアップをクライアントに提案する

作成したモックアップをクラウドワークスの提案ページにアップロードし、クライアントに提供します。これにより、クライアントはロゴが実際にどのように使われるかを具体的にイメージでき、採用率が高まります。

モックアップ例

5. 採用された場合の納品方法:Adobe Illustratorがなくても大丈夫!

クラウドワークスで採用された場合、クライアントからAIファイル(Adobe Illustrator形式)での納品を求められることが一般的です。しかし、Adobe Illustratorを持っていない場合でも心配いりません。Adobe Expressで作成したロゴをAIファイルに変換する方法をご紹介します。

SVGファイルをAI形式にコンバートする

微調整が完了したSVGファイルを、Convertioを使ってAI形式にコンバートします。これにより、Adobe Illustratorを使わなくても、クライアントにAIファイルを納品することができます。

Adobe Acrobat Readerやプレビュー(MacOS)でAIファイルの閲覧できるので、確認してください。


まとめ

クラウドワークスのロゴコンペで採用率をアップさせるためには、単に美しいデザインを作成するだけでなく、クライアントがそのデザインをどのように使用するかを具体的にイメージできるようにすることが重要です。Adobe Expressを使って手軽にロゴを作成し、Artboard Studioを使ってモックアップを作成することで、クライアントにアピールできる提案が可能になります。

また、Adobe Illustratorを持っていなくても、適切なツールを活用することでAI形式のファイルを納品することができます。これらのテクニックを駆使して、クラウドワークスでのロゴコンペに挑戦し、採用率を大幅にアップさせましょう。


この記事を参考に、デザインスキルを活かして自分のスタイルで働く楽しさを感じてください。デザインの経験が浅くても、これらのツールを活用することで、プロフェッショナルな成果物を提供することができます。ぜひ挑戦してみてください!

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