Adobe Express 2024.10月アップデート!新機能を徹底解説!
Adobe MAX 2024(10月アメリカ)で発表された大型アップデート
クリエイティブな作業をより簡単に、より効率的に。Adobe Expressは、画像編集、動画編集、Webページ作成など、様々な用途で活用できるAdobeのオンラインツールです。Adobe MAX 2024(10月アメリカ)で発表されたの大型アップデートで、さらに多くの機能が追加され、ますます使いやすくなりました。
今回のアップデートでは、AIを活用した機能強化、ワークフローの効率化、共同作業の促進など、多岐にわたる新機能が実装されています。本記事では、これらの新機能を詳しく解説し、Adobe Expressがどのように進化したのか、その魅力に迫ります。
1. AIによる創造性と効率性の向上
1.1 ワンクリックでデザインにアニメーションを適用
これまで時間のかかっていたアニメーションの設定が、ワンクリックで完了するようになりました。
AIが自動的にコンテンツを分析し、最適なアニメーション効果を適用してくれるため、初心者の方でも簡単に動きのある表現を加えることができます。
1.2 テキストを書き換え(AI機能)
AIを使って、既存のテキストを言い換えたり、トーンを変更したりすることができるようになりました。
例えば、カジュアルな文章をフォーマルな文章に書き換えたり、長い文章を要約したりすることが可能です。
1.3 画像の拡張によりデザインのサイズを変更
SNS投稿用に作成した画像を、Webサイトのバナー用にサイズ変更したい場合など、これまで画像の比率を維持したままサイズを変更すると、余白部分が目立ってしまうことがありました。
しかし、今回のアップデートで追加された「画像の拡張」機能を使えば、AIが画像の内容を分析し、自然な形でサイズを変更してくれるため、違和感なく画像を再利用できます。
2. ワークフローの効率化
2.1 デザインを一括作成
例えば、複数のバナー広告を制作する場合、これまでは一つずつ画像やテキストを差し替えて作成する必要がありました。
しかし、「デザインを一括作成」機能を使えば、複数の画像やテキストをまとめてアップロードし、バリエーションを自動生成することができます。
これにより、作業時間を大幅に短縮し、効率的にデザインを作成できます。
スプレッドシートを使って一括で作る方法ですが、やや複雑な機能なので後日この新機能を紹介します。
2.2 テキストの検索と置換
複数ページにわたるドキュメントやプレゼンテーションで、特定の単語を一括で置換したい場合に便利な機能です。
例えば、会社名や商品名を変更する場合などに、この機能を使えば、一つずつ修正する手間を省くことができます。
2.3 テキストの翻訳
46の言語に対応した翻訳機能が追加されました。これにより、海外向けのコンテンツ作成も容易になります。
また、フォーマル/インフォーマルのトーンを選択できるため、文脈に合わせた翻訳が可能です。
2.4 グラフィックを再配色
ブランドカラーを適用したい場合などに便利な機能です。
ワンクリックで、ページ全体、画像、イラストなどの色をブランドカラーに変更することができます。
3. 共同作業をスムーズに
3.1 共有カレンダーで共同作業
チームでコンテンツ制作を行う際に便利な共有カレンダー機能が追加されました。コンテンツの公開スケジュールを共有し、チームメンバーと共同で作業を進めることができます。
3.2 Adobe Express Slack 版の使用
Slack上でAdobe Expressの機能を利用できるようになりました。チームメンバーとコミュニケーションを取りながら、シームレスにコンテンツ制作を進めることができます。
4. その他の便利な機能
4.1 Lightroom の写真を参照して追加
Adobe Express 内から Lightroom ライブラリにアクセスし、写真を直接追加できるようになりました。Lightroom で編集した高画質画像を、そのまま Adobe Express で活用できます。
4.2 InDesign ファイルを変換
InDesign で作成したファイルを Adobe Express のファイルに変換できるようになりました。これにより、既存の InDesign ファイルを Adobe Express で編集したり、Webコンテンツとして活用したりすることが可能です。
4.3 デザインへの表の追加
これまで、Adobe Expressで表を作成するには、外部ツールで作成した表を画像として挿入する必要がありました。しかし、今回のアップデートで表作成機能が追加されたため、Adobe Express内で直接表を作成・編集できるようになりました。
4.4 表現力豊かな境界線でシェイプを描く
シェイプの境界線をカスタマイズできるようになりました。点線、破線、波線など、様々な種類の境界線を選択することができます。
まとめ
今回のアップデートで、Adobe Expressはさらにパワフルで使いやすいツールへと進化しました。AIを活用した機能強化、ワークフローの効率化、共同作業の促進など、ユーザーのニーズに応える様々な機能が追加されています。
まだAdobe Expressを使ったことがない方は、ぜひこの機会に無料版を試してみて下さい。きっと、あなたのクリエイティブ活動を強力にサポートしてくれるはずです。