Adobe Fireflyの新機能で思い通りのポーズを実現!構成とスタイル機能の活用法

Adobe Fireflyの新機能で思い通りのポーズを実現!構成とスタイル機能の活用法

Adobe Firefly待望の神アプデ

安全性を保ち、より高品質な画像生成が可能

Adobe Fireflyは、画像生成AIの中で特に安全性を重視した設計が特徴です。Adobeは、AIの学習範囲を自社が提供するAdobe Stock内と著作権が切れている画像に限定することで、将来的な著作権の問題を回避しています。このため、Fireflyは他の画像生成AIと比較して、安全に使用できるという利点があります。しかし、この安全性重視の設計により、従来のFireflyではMidjourneyやStableDiffusionに比べて画像のクオリティが劣るという声もありました。

今回のバージョンアップ「Firefly image3」では、これらに応える形で、クオリティの向上が図られました。
今までのように安全性を保ちながらも、生成時の性能を大幅にアップすることで、高品質な画像生成が可能となりました。

構成&スタイルでポージングが自在に

今回のアップデートで追加された「構成」と「スタイル」機能は、ユーザーが思い描いた通りのポーズやタッチを簡単に再現できるように設計されています。本記事では、これらの新機能を活用する方法とその実例を紹介し、Fireflyの可能性を最大限に引き出す方法をご提案します。

新機能「構成」の詳細

「構成」機能は、画像生成時に「輪郭や深度」を参照し、一致させることで、特定のポーズを簡単に表現できるようにする機能です。これにより、ユーザーは自分のイメージ通りのポーズを持つ画像を生成することが可能となります。

実際の使い方
まず、著作権フリーの画像を選び、Fireflyにアップロードします。例えば、「PCを操作している女性、笑顔」のポーズを表現したい場合、フリー素材サイトやAdobe Stockから該当する画像を選びます。Adobe Stockでは無料で一定数の画像をダウンロードできるため、非常に便利です。選んだ画像を「構成」機能に読み込ませることで、Fireflyはその画像のポーズを学習し、生成する画像に反映させます。

新機能「スタイル」の詳細

「スタイル」機能は、生成する画像に特定のタッチを適用する機能です。これにより、ユーザーは自分の好みに合ったスタイルで画像を生成することができます。

実際の使い方
自分の好みのスタイルを見つけるためには、ギャラリーから参照するよりも、自分で探した画像を使用する方が適しています。例えば、赤い着物を着た女性のイラストを基にして画像を生成する場合、そのイラストを「スタイル」機能に読み込ませることで、Fireflyはそのタッチを学習し、生成する画像に反映させます。

実践例:構成とスタイルを組み合わせた画像生成

ここでは、「構成」と「スタイル」を組み合わせて実際に画像を生成した例を紹介します。

Adobe Stockのから素材画像を選ぶ
フリー素材である「Adobe Stock」からPCを操作する女性の写真素材を使用します。
スタイルには3Dイラストもダウンロード。

3Dイラスト風のタッチを適用した画像生成
構成機能を使用し、3Dイラスト風のタッチを「スタイル」機能で適用し、画像を生成しました。
その結果、生成された画像は、希望通りのポーズを再現できました。

「スタイル」機能を使ったタッチの適用と結果
さらに、「スタイル」機能を使用し、赤い着物を着た女性のイラストを基にして画像を生成しました。
設定を「イラスト」に変更することで、非常に良い結果が得られました。

具体的な例:走る人のシルエット写真を設定した画像生成
次に、走る人のシルエット写真を設定し、「構成」機能を使って画像を生成しました。
このようにして得られた画像は、走る人のシルエット写真を見事に再現していました。

水彩画のパンダを設定した画像生成
最後に、水彩画のタッチを適用し、パンダのポーズを設定して画像を生成しました。結果は、非常にユニークで、パンダが走っている姿が再現されました。

新機能の応用と活用法

「構成」と「スタイル」を使うことで、再現性の高い画像生成が可能になります。これにより、フリー素材では表現しきれないポーズやスタイルを実現することができます。また、自分で撮影した写真を構図として使用することで、さらに自由な表現が可能となります。

Fireflyのクレジット制度

Fireflyは無料版で月間25ポイントの生成クレジットが付与されます。1回の生成で1ポイント消費するため、無料版では25回の生成が可能です。これ以上作りたい場合は、1ヶ月後に新たにポイントが付与されるまで待つか、有料版を試してみることをお勧めします。

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結論と次のステップ

今回のバージョンアップで追加された「構成」と「スタイル」機能は、ユーザーが思い描いた通りのポーズやタッチを簡単に再現するための強力なツールです。これらの新機能を活用することで、Fireflyの可能性を最大限に引き出し、より高品質な画像生成が可能になります。今後のポイント付与を待つか、有料版を試してみることで、さらに多くの画像を生成し、クリエイティブなプロジェクトに活用していきましょう。

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